イライラして喧嘩売っちゃうのも、
鬱々して、不安になったり、死にたくなるのも、
身体的な仕組みがあります。
まずはイライラして喧嘩売っちゃうバージョンはアドレナリンです。
・低血糖やストレスなどでアドレナリンやノルアドレナリンの濃度が高くなると 脳内では大脳辺縁系が興奮し、人格をつかさどる前頭葉が麻痺することがあります。
感情興奮に抑制が効かなくなり、キレる症状をおこすことがあります。
低血糖で大脳皮質の機能が低下している状態ではなおさらです。
交感神経刺激症状として、頭痛、動悸、発汗、吐き気、顔面蒼白、胸痛、立ちくらみなどをおこすことがあります。 p39
お腹空くとイライラを抑えられなくなるんですね。
・アドレナリンは別名攻撃ホルモンとも言われ、怒り、敵意、暴力といった攻撃的な感情を刺激します。
アドレナリンは闘争心を起こすので、1つの目標に向かって、突進しようとする感情をかきたてます。
この際、周囲の状況を配慮せず、一点を凝視する表情となったり、目が据わったような表情となったりします。
本人はそう言った状態に気がつきません。 p52〜
周りが見えなくなっちゃうんですね。
・アドレナリンは一旦分泌されると分泌が止まらない傾向があります。
自分の言動によっても分泌が増強します。
例えば、怒り出すととまらない、「キレて」ものを壊す行動が始まると止まらないといったことはよく起こります。
同時にそれに加えて激しい暴言を言った自分の行動が刺激となり、興奮が加速して止まらない状態となります。
その状態に自分が気づいた時、大切なことは動かないでいることです。
何かにしがみついてもじっとしていてください。
それはあなた自身ではなくホルモンがさせていることです。 p60〜
火に油を注ぐようにどんどん怒りがエスカレートする人がいますが、それもアドレナリンの仕業だったのですね。
そして、次は鬱々のノルアドレナリンです。
・ノルアドレナリンは恐怖感、自殺観念、強迫観念、不安感といった否定的な感情を刺激します。
通常、こうした情動刺激の信号が出た場合、人間の脳は大脳皮質にも影響を与えてその調整をし、前頭野で最終的な判断をして行動をとります。
ところが、低血糖時などでノルアドレナリンが急激に分泌されると、前頭葉が麻痺し理性的な判断が困難となり、大脳からの抑制が効かない精神神経的症状を呈する状態となります。 いわゆる「キレる」状態です。
死にたくなったり、自傷したくなったりするときはノルアドレナリンが出てるのでしょう。
・パニック障害は、大脳の青斑からノルアドレナリンの分泌過剰が起こり発症する病気ですが、低血糖症でもノルアドレナリンが過剰に分泌されると似たような症状を起こします。
前頭葉は自分がどのように対処するかを判断すると同時に、自分がどのくらいストレスを受けているかという実際の体力を判断する作用をしています。
ノルアドレナリンが出ても、アドレナリンの攻撃的行動と同じパターンをとる人もいます。
よくパニック症状を起こす人がいました。
中略
血糖値が急落して血糖値を押し上げるために分泌されたノルアドレナリンが不安感を起こし、どうしてよいか分からなくなった状態と思います。
もしキレそうになったら、あわてないで、「この状態は、もしかすると低血糖のためかもしれない」と判断して、深呼吸をしてから糖分の少ない炭水化物などを食する工夫をして、血糖値が正常になり、症状が回復するのを待ちましょう。 p53
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要約すると、
お腹空いてたり、
お腹空いてる自覚なくても血糖値が下がっていると、
アドレナリンやノルアドレナリンが出て、
イライラや鬱々を抑えられなくなります。
そんな時は、糖分の少ない炭水化物、ご飯とかかな?を食べれば落ち着きます。
友達も、お昼前にキツく注意してくれて、お昼後に謝罪をしてくれました。
低血糖になってると、正常な判断が出来なくなるんですね。
低血糖を防ぐためには、
・毎食たんぱく質を摂る
・空腹になる前に間食
・筋トレして耐糖能アップ
などの対策があります。
セロトニンがアドレナリンやノルアドレナリンを調整するそうなので、朝散歩してセロトニンを活性化させるのも良さそうです。
極端な話、死にたくなるのも、殺したくなるのも、お腹空いたから⁉︎
低血糖で理性的な判断が出来なくなってるからな気がします。
アドレナリンやノルアドレナリンの知識を得ることで、仲違いをしてるあの人や自分と、仲直りできるんじゃないかと思います。
イライラは人に対して
うつうつは自分に対して
仲違いしてる状態だと思います。
人とも、自分とも仲直りして、仲良く暮らせるようになれば、世界平和も近づくことでしょう💖🌏🕊