おはようございます(^ ^)
こころのやまいともだち、ヤマトモです。
デイケアをご存知ですか?
私がデイケアを初めて知ったのは、大学三年の終わりに発病してから、一年家で療養し、その後、何とか大学に通い卒業したものの、仕事をする元気も自信も無かった頃だったと思います。
20年以上前のことなのと、病気のせいで記憶が曖昧なですが、
図書館くらいしか行くところが無かった頃に、住んでる区の広報誌に、心の病の人のデイケアの事が載っていたように思います。
どんなものか、問い合わせの電話を保健所にしたところ、近所の保健所のデイケアの見学に保健師さんと行くことになりました。
開催頻度は週に一回か二回の午前中だったと思います。
保健師さん2、3人とその日来れる参加者10人未満くらいが来ていたと思います。
地元自治体のデイケアで覚えているのは、和紙のちぎり絵をしたり、何をするかの話し合いをしたりと、毎回プログラムが決まっていて、それをやる、という感じです。
家にいても暇だけど、バイトしたりする元気も自信も無いぐらいの私にはちょうど良くて、通うことにしました。
その頃かかっていた精神科のカウンセラーには、
「病人扱いされるのに慣れるから」
と反対されましたが、主治医の許可を得たので、カウンセラーの反対は気にせず通うことになりました。
参加者のメンバーの年齢はまちまち。
20代の同年代もいれば、中年期の方や、白髪の方もいらっしゃいました。
老若男女がいれば、色々人間関係が生まれて、めんどくさくて休む事もありました。
そうすると保健師さんが心配してくれて話を聞いてもらえたりしました。
一年くらい通って、多少は元気になった頃、保健師さんから、電車で通う東京都のデイケアを紹介されました。
保健師さんがと電車を乗り継いで見学に行き、通うことにしました。
開催頻度は平日毎日の午前中だったかなと、検索してみました。
東京都精神保健福祉センターのホームページに載っていました。
現在は週4日、うち1日は半日、その他は午前中。
細かいことは東京都精神保健福祉センターのホームページを見てもらうことにして、
私の記憶の都のデイケアはこんな感じです。
スタッフ3、4人に、参加者10人ほど。区のデイケアより同年代の参加者が多かったと思います。
朝の会でそれぞれ一言言う時間がありました。
食べたものが美味しかった、とか、今日は眠いとか、特にありませんとか何でもいいので一言話します。
「おじいさんが犬を抱えて歩いているのを見ました。
あれは犬の散歩ではなく、おじいさんの散歩だと思いました」
なんてことを話した事を覚えています。
後から、他の女性の参加者から、淡々と話す姿が好きでしたと言われた事も覚えています。
朝の会が終わるとラジオ体操をして、その日のプログラムをやります。
料理をしたり、プログラム決めのミーティングをしたり、雑誌を好きに切り抜いてコラージュを作ったり、映画のビデオ観たり、
近所の体育館に行ってバレーボールなどしたり、
SSTは、困った場面を挙げて、参加者にどんな解決法があるか言ってもらい、
実際にやってみる、という感じのものでした。
街で飲み屋の声掛けに困っているという場面が挙がり、
無視すれば良いという解決法が採択され、
スタッフが飲み屋の声掛け役をやり、困っていたメンバーさんが、スタッフの声かけを無視して通り過ぎる、
という寸劇をして、解決〜。
という感じにやった事を覚えています。
SSTは面倒くさいので、メンバーさん達はみんな嫌がっていましたが、
困り事を知恵を寄せ合い解決する、という経験は、悩み事を抱え込んでどうにもできなかった私には新鮮な体験でした。
その他に遠足もありました。
江ノ島観光をした事を覚えています。
こんなのどかな穏やかな時間が世の中にはあるんだなぁ!と思っていました。
利用期限は一年半。
卒業を前に、スタッフから障害者雇用の求人を紹介されました。
その求人の面接の日は病気の友達とディズニーシーに行く約束をしてたので、どうしようか迷いましたが、
約束を延期してもらって面接に行ったところ採用されて、良い経験を出来ましたが、それはまた別の機会に書きますね。
同じ頃に卒業だったメンバーさんは、その求人を紹介されなかったとちょっと怒っていましたが、
結婚していて、遅刻しがち、休みがち、だったので、無理させないようにとのスタッフの配慮だったのかなと思います。
私のデイケア体験記でした。
さて、今日も良い1日にいたしましょう!p(^_^)q